桜のつぼみ
2月中旬の桜のつぼみと、3月上旬の桜のつぼみの比較してみました。
だいぶ膨らんでいるのがわかりますか?
今年のさくら開花は、平年並みより早めのところが多いと予想されています。今年の冬は、11月から12月前半まではなかなか寒気が流れ込みませんでしたが、12月後半と1月は寒くなっています。このため、休眠打破はほぼ平年並みと考えられます。
休眠打破とは、桜のつぼみ(花芽)は、冬に入る前にいったん休眠し、成長を止めます。そして冬の厳しい寒さによって再び目を覚まし(休眠打破)、そこからは春の暖かさによって成長していきます。つまり、冬にある程度寒くなることが早い開花には必要で、冬の寒さが不十分で「休眠打破」がうまく行われないと、開花が遅くなることがあります。
花芽の成長に必要な気温は、2月までは低めでしたが、3月は平年より高くこの先も暖かいと予想されます。これらを考慮すると、開花は平年より早めとなりそうです。