染井吉野
草津川跡地公園 de愛ひろば の桜が満開に近づいてきました。
毎年見ているのですが、桜の花は美しく、うっとりさせられます。
ところで、ソメイヨシノが、別の品種に置き換えられようとしているそうです。理由は、ソメイヨシノが「てんぐ巣病」という病気に弱く、その病気がソメイヨシノの間で広がっているため、新たにソメイヨシノを植栽すると病気の拡大につながるとのことからです。ソメイヨシノは種子ができないため接ぎ木で増やします。つまり、すべてのソメイヨシノは同じDNA(遺伝子)を持つクローンなのです。種子から育てれば、遺伝子の組み替えが少しずつ起こり、病気に強いDNAを持つことも可能なのでしょうが、クローンはそれができないため病気や環境の変化に弱いのだそうです。ソメイヨシノに代わって植樹されているのは、ジンダイアケボノとコマツオトメという2つの品種です。両品種とも、「てんぐ巣病」に強く、ソメイヨシノとほぼ同じ時期に開花するそうです。